環境・エネルギー材料工学研究室

研究内容研究内容

新規多核錯体の合成と均質微粒子材料の合成および触媒材料への応用

 燃料電池や化学センサの材料として用いられる複合酸化物の合成法として、 金属を2種類以上含む新しい多核錯体を合成し、低温で熱分解させる方法を研究しています。この方法によりきわめて均質な微粒子材料を合成することが可能になります。
多核錯体の熱分解により得られたLaFeO3均質微粒子  当研究室ではLn[Fe(CN)6]・nH2O多核錯体(Ln=La, Smなどの希土類元素)などを合成し、低温で熱分解させ、きわめて均質のペロブスカイト型酸化物LnFeO3微粒子を作製し、さらには、上で述べた燃料電池、化学センサ、さらには触媒材料への応用を検討しています。図1は多核錯体を1000℃で熱分解させて得たLaFeO3のSEM写真ですが、多核錯体の結晶が熱分解し、均質な微粒子材料になっていることがわかります。
 最近では、2価のSrを含む多核錯体の合成に初めて成功し、熱分解によりLn-Sr-Fe系ペロブスカイト型酸化物の合成が可能になりました。さらにはFeをCoやMnとすることにより電気伝導性を高め、燃料電池の電極材料などに有効な均質微粒子材料の合成を行なっていきます。
 この技術を応用し、放射性セシウムを捕獲する安定なフェリシアン化系吸着剤の合成への展開を進める予定です。

<論文など>

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