環境・エネルギー材料工学研究室

研究内容研究内容

交流磁場中で発熱する磁性材料の研究

 この研究は、医療への応用を目的として交流磁場中で発熱する磁性材料の発熱機構の解明や新規材料開発を材料工学的に行なうものです。組織制御学研究室などとの共同研究です。
DDSを用いる究極の癌治療法  磁性粉末材料を交流磁場中で発熱させ癌腫瘍を焼灼する「交流磁場焼灼療法」が検討されています。これは、磁性体ナノ微粒子を抗体付きリポソームに包埋し、ドラッグデリバリーシステム(DDS)により癌腫瘍に選択的に堆積させ、交流磁場により腫瘍にダメージを与え、さらには免疫システムが働くことにより自然治癒を促すという究極的な治療法です(図1)。
 この方法のナノ磁性微粒子の研究はマグネタイト(Fe3O4)が主流ですが、当研究室ではY3Fe5O12などの希土類ガーネット鉄フェライトが、従来のマグネタイトよりも格段に優れた発熱能力を持つことを発見し特許出願を行なっております。このナノ微粒子は化学的な合成法と物理的な粉砕法により作製が可能であり、それらの発熱機構について研究しています。
 しかし、このDDSによる究極の治療法の実用化へのハードルがきわめて高いため、より実用化が早いと考えられる表皮癌に用いる「針状磁性材料」や腫瘍により細くなった血管に塞栓させる「球状マイクロ粒子」の研究もおこなっております。当研究室は材料研究のみですが、針状磁性材料については愛媛大学発ベンチャー会社「株式会社アドメテック」と愛媛大学医学部が実用化に迫っています。

<論文>

<外部資金>

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