研究内容
研究の概要
地球が誕生して46億年経つといわれてますが、これを1年間に例えると約250年前の産業革命はあと2秒で新年を迎える12月31日23時59分58秒ということになります。この2秒間で華々しい技術革新が進んできてますが、一方では人類は化石燃料を大量に消費し汚染物質を吐き出してきております。今後は1秒でも長く人類が地球で共生するための技術開発が最重要課題となっていくと考えられます。そのような技術開発を支える機能材料の研究はきわめて重要です。
環境・エネルギー材料工学研究室では、地球や人に優しい材料の研究、具体的には医療・燃料電池・汚染ガスを検知するための化学センサ・汚染ガスをきれいにする触媒・放射性セシウムの除染や回収など、に用いる様々な新しい機能性ナノ微粒子・複合材料・多孔質材料・レアアースを用いない蛍光体材料などの合成や応用の研究などを行なっています。
研究の詳細
- 交流磁場中で発熱する磁性材料の研究
- 固体酸化物型燃料電池(SOFC)の研究
- 有害ガスや化学物質を分解するための触媒材料および検知するための化学センサの研究
- 新規多核錯体の合成と均質微粒子材料の合成および触媒材料への応用
- 放射性セシウム除染に用いるゼオライトの研究
- レアアースフリー蛍光体の研究
外部資金および共同研究
- 科研費 基盤研究(A):平成26~29年度 研究代表者 青野、研究分担者 板垣、ほか
- 科研費 基盤研究(B):平成27~29年度 研究代表者 松枝、研究分担者 青野
- 科研費 基盤研究(C):平成28~30年度 研究代表者 板垣
- その他、企業などとの共同研究3件
主要研究設備(他の研究室も利用可能です)
- 光電子分光分析装置(XPS)
- Auger電子分光分析装置(AES)
- 熱分析装置一式(TG-DTA)
- 原子吸光度分析装置(フレーム・フレームレス)
- 蛍光X線元素分析装置(機能材料工学科共通機器)
- フーリエ変換赤外分光分析装置(FT-IR)
- 質量分析装置
- 表面積測定装置
- UV-VIS
- X線回折装置(XRD)
- 高温(~1700℃)焼成用電気炉
- DC-AC電気特性測定装置
- 走査型電子顕微鏡(機能材料工学科共通機器)
- ビーズミル粉砕装置
- スプレードライ(有機溶媒対応)装置
- B-Hアナライザー
- 撹拌式オートクレープ
- イオンクロマトグラフ